離島コンビニ勢力図

コンビニは諸問題を抱えつつも、地域のインフラとして機能している。
よほどの離島と僻地を除けば、何かしらはある世の中となった。

さて、「よほどの離島と僻地」とは書いたが、果たしてどこまでの離島にコンビニエンスストアがどれだけあるのか。

それを調査してみることにする。

検索方法


・主にGoogleマップを利用。
 ・ただし「1島1市」の場合は市町村別の検索をかけることもした。
・主に、大手3社(セブン・ローソン・ファミマ)と、離島に強い中堅コンビニのポプラ・セイコマ・デイリーは別口でわけることにした。
・その他は、ミニストップ、RICマート・Rショップ(旧ココストア系、一部はポプラに転換されたが現在でも少数残っている)、アイショップ(鹿児島地盤)などを掲載。
・便宜上、主要4島を「本土」と掲載しています。ご了承ください。

結果


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調査結果である。
主要4島+沖縄本島以外で一番人口が多い淡路島には全58ものコンビニがある。本土と接続していることもあり、人口で割った計算式も2475と日本平均並みの激戦区となっている。

本土と接続していない奄美大島佐渡島は人口/店舗数が7000台とある程度余裕がある。こういう地域では物流コストもかさむため、7000人程度はいないと採算に乗らないのだと思われる。

下っていくと、6位の福江島はポプラが5軒進出しているものの大手3社を含むその他コンビニは進出していない。

さらに下って隠岐島前(どうぜん)はかつてコンビニ空白地帯であったが、最近になってYショップが進出。空白地帯を脱した。

最大のコンビニ空白地帯は屋久島となった。人口約1万3000人であり、世界遺産にも登録されている島だが、コンビニはボランタリーチェーン系を含め一切存在しない(勿論個人商店の類は存在し、過去にアイショップが進出していた形跡もあるが)。隣の種子島にはファミリーマートが存在するが、進出しないのはおそらく、

・世界自然遺産であり、環境を汚すことを望んでないから

というよりかは、

・市街地が固まっておらず、1店舗2店舗だけでは採算をとれないこと

のほうが大きいだろう。

以下、離島の採算ラインの5000人以下だと、伊豆大島大崎上島八丈島が該当する。伊豆諸島は地理的に離れていることもあるが、大崎上島は離れていない。ただ、これは地理的に他の島とは隔てている点も大きいだろう。岡村島までは橋が来ているのにも関わらず、大崎上島南部には大きい集落があるわけでもなく、岡村島の古墳を潰して架けられるほど費用対効果をとれるわけでもなさそうであろう。今後も架橋されず、コンビニ進出は遅れるのではなかろうか(ポプラが真っ先に進出するとは思うが)。

詳細のファイルはちや14歳に添付してあります。

後記


なお、離島に大手コンビニが進出したのは最近で、ほかの中規模コンビニを買収した結果であることも大きい。佐渡島のローソンは元セーブオンであり、鹿児島の離島のファミリーマートの多くは元エブリワンであった。大幅に再編されていく過程で、コンビニが(まさに)津々浦々まで進出していくというのは賛否両論あるが、住民にとっては必ずしも悪い結果とはいえなさそうである。

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