
―――劣勢の中でも必ずあるはずだ。
逆転できる場所が必ずあるはずだ。
その時を真剣に窺い、一気に相手を切り崩せ。
ときには服従することもあるだろう。
それでも、いつか立ち上がって見せる。
そこに未来があるのなら―――
【現在の戦況】

現在の戦況。
現在、武田家に2城包囲されている。黒滝城に約6万、琵琶島城に約1万の兵力を置かれている。その他、栃尾城に2500の兵が置かれている。
一方こっち(能登畠山家)は、与板城に約6万、春日山城に約2万5000、羽茂城(はもちじょう)に9人の武将がいる。兵力ではこっちが上回っているが、武将の能力は武田がはるかに上だ。唯一の救いは、智謀6の宇佐美定満を上杉家から獲得し、智謀9の武田信玄がいない限り奇襲を防ぐことができることくらいか。
なかなか勝てない。
そして、ある奇術を思いついたのだ。

第二陣に武将を一人だけ配置するのである。
これで、万が一先陣が切り崩されても、砲撃にしてもなんにしても1ターンは稼げる。最悪両者痛み分けにすれば退却はできるのだから。
戦国史でプレイヤーがプレイするにしても、第二陣はなかなか有効活用されなかったが、これでいけるだろう。

結局は勝てなかった。
この後も何度やっても勝てない。
…こうなっては仕方あるまい。
栃尾城攻めをあきらめよう。

なんとかそんなこんなでやっと引き分けに持ち込めた。
【1556年5月】

危機を脱し、加えて栃尾城包囲にも成功。これはまたとないチャンスだろう。

途中幾度となく苦戦したものの、持ち前の槍雨作戦で辛くも勝利。
そして包囲で北条城(きたじょうじょう)を落城させる。

武田信玄以下11名を捕虜にする。その他3名が切腹。

一時5万を数えた武田の兵力は1万4000と兵力の7割を失う結果に。
この出来事は後世、「越後北条の戦い」と呼ばれ、武田家崩壊のきっかけとなる出来事になっていくのだ…
【今後の方針】
武田家を征伐しつつ、蘆名家を抑え込みます。
続く
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